RPR-0521RSは、光学式近接センサ、赤外LED(IrLED)、照度センサを1つのパッケージに搭載した、一体型の3in1近接照度センサです。近接センサ(PS:Proximity Sensor)は、IrLEDが発した光の対象物からの反射光を受光し、人や物体が近づいたことを検知します。また、照度センサ(ALS:Ambient Light Sensor)は、暗がりから直射日光までの幅広い範囲の照度を測定できます。出力はI2Cインタフェースによるデジタル出力です。
RPR-0521RSが出力する照度データに応じて、LCDディスプレイやキーパッドなどの輝度を調整することにより、機器の省エネやディスプレイの視認性を向上させることができます。アプリケーションは、スマートフォン、タブレット、デジタルカメラ、携帯ゲーム他、LCDディスプレイを搭載した機器になります。
<RPR-0521RSの特長>
- ・I2Cバスインタフェース対応(f/s mode support)
- ・1.8Vロジック入力インタフェース対応
- ・パワーダウン機能により電力消費を削減
- ・照度センサ波長感度ピーク:
可視光と赤外光の2出力対応 - ・広い照度測定範囲入力光範囲:0~43,000 lx
<動作条件>
- ・VDD:2.5V~3.6V
- ・LEDA(LED電源):2.8V~5.5V
- ・感度ばらつき:±40%
- ・照度センサは50Hz / 60Hz光ノイズ除去機能搭載
- ・広い近接検出範囲:
1~100mm(I2C経由で調整可能) - ・調整可能なIrLED用電流ドライバ回路内蔵
- ・一体型パッケージ:
RPR-0521RS(3.94×2.36×1.35mm) - ・INT端子電圧:5.5V
- ・動作温度範囲:-25℃~+85℃