ラピスセミコンダクタは、これまでSubGHz帯無線通信LSIを業界に先駆けてリリースしてきました。そして、今回も業界初*となるLPWAデュアルモード対応した無線通信LSIを開発しました。 *2017年8月、ラピスセミコンダクタ調べ
SigfoxとIEEE802.15.4kの両方式に対応し、IoT機器の通信距離がSubGHz無線比10倍に伸長
ML7404が対応するSigfoxとIEEE802.15.4kは、無線通信距離が大幅に伸びることが特長です。この特長を生かし、LPWAでのIoTアプリケーションもさらに広がりを見せると予想されています。アプリケーションとして、ガス/水道スマートメータ、センサネットワーク、構造物ヘルスモニタリング、スマート農業、防災などが考えられ、その他の長距離無線通信が必要な産業機器全般に利用可能です。
アプリケーション例
応用が期待できるいくつかのアプリケーション例を示します。
・ガス/水道スマートメータ
電池駆動のスマートメータでは、低消費電力であることが必要です。また、隣家が遠い閑散地では、ホッピングを利用して通信伝達距離を伸ばすことができません。このような状況では、LPWA無線が有効な通信手段となります。
・構造物ヘルスモニタリング
橋梁やトンネルなど、センシングのために新たな電源工事が必要な場合や、長い通信距離が必要な条件でのセンサデータの収集にはLPWA無線が有効です。
・スマート農業
スマート農業のセンサデータ収集には、電池駆動で広範囲をカバーする必要があります。
充実した開発サポートを用意
様々なアプリケーションの開発のために、ML7404の評価、開発用に評価キットを用意しています。評価キットML7404EVBには、評価ボード、制御ボード、ソフトウェアツールCD-ROMが含まれており、PC用GUI対話型ソフトウェアにより、簡単に送受信テストの設定が可能です。また、同梱のRFテストマクロを使用することにより、TELEC試験項目をすぐに測定することができます。
この他に、モジュールタイプのリファレンス設計情報の提供を準備しています。さらに、ラピスセミコンダクタのホームページのサポートページへ登録すると、様々なマニュアルやツールがダウンロードできます。
なお、LPWA無線機器開発を容易にするML7404搭載通信モジュールもパートナー会社から発売予定です。また、IEEE802.15.4k用プロトコルスタックもパートナースタックベンダ会社がオープンソースとして提供予定です。
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ML7404:低電力広域通信(LPWA)対応
デュアルモード無線通信LSI Part1- 知って得するキーポイント
- 業界初、SigfoxとIEEE802.15.4kの
両方式に対応 - ラピスセミコンダクタは、これまでSubGHz帯無線通信LSIを業界に先駆けてリリースしてきました。そして、今回も業界初*…
- 業界初、SigfoxとIEEE802.15.4kの
- 知って得するキーポイント