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ML7436N:高性能マルチバンド無線通信LSI

広域メッシュネットワークの構築に最適な無線通信LSI
マルチバンドRF、大容量メモリ、セキュリティ用ハードウェアエンジン搭載

注目ワード

ラピステクノロジーは、広域メッシュネットワークの構築に最適なマルチバンド無線通信LSI「ML7436N」を開発しました。

ML7436Nは、IoT機器を活用したスマート化への対応を容易にするために、①広域をカバーするメッシュネットワークの構築、②マルチバントによるワールドワイド対応、③大容量メモリ搭載、④秘匿性の高い通信を特長としています。

応用分野は、スマートメーターをはじめとしたインフラ機器、工場内、物流、農地などでのセンサネットワーク機器他、無線通信が必要なIoT機器全般に広く応用できます。

広域エリアネットワークの構築に最適なマルチバンド無線通信LSI「ML7436N」の特長/広域エリアネットワークの構築に最適なマルチバンド無線通信LSI「ML7436N」のパッケージ

<ML7436N:高性能マルチバンド無線通信LSIのポイント>

  • メッシュネットワークの構築に適した高速動作可能な32bit CPUコア「Arm®Cortex®-M3」を搭載。
  • 無線通信LSIとして業界最大級の容量となる1024KBのメモリを搭載しFOTAにも対応可能。
  • 世界展開を想定したマルチバンド(Sub-1GHz、2.4GHz)対応のRFチップを搭載。
  • 強力な暗号化ハードウェアエンジンを搭載しシステムの秘匿性を向上。
  • ML7436NはWi-SUNモジュール(BP35C5)に採用。

①広域をカバーするメッシュネットワークを容易に構築

ML7436Nは、高速かつ低消費電力の「Arm®Cortex®-M3」を採用しています。また、無線通信LSIとしては、業界最大級となる1024KBのメモリを搭載しており、Wi-SUN FANに代表されるマルチホップ通信やメッシュネットワークの機能を持つIoT機器に最適で、FOTA(Firmware update Over-The-Air)にも対応可能です。

広域エリアネットワークの構築に最適なマルチバンド無線通信LSI「ML7436N」。メッシュネットワークのイメージ

②マルチバントRFチップ搭載によるワールドワイド対応
ML7436Nは、Sub-1GHz(400MHz~960MHz)と2.4GHzのマルチバントRFチップを搭載しています。無線通信機器を海外展開するためには、各国の法規、規格に適合する無線通信LSIを何種類も採用する必要がありましたが、ML7436Nは各国のSub-1GHz通信に対応可能です。また、ISMバンドである2.4GHzにも対応しているため、アジア諸外国のようなSub-1GHz通信が規格化されていない国、地域においても展開可能です。

さらに、電圧や温度といった環境変動に対して安定した無線特性を維持するので、気候環境が異なる様々な国において、屋内、屋外を問わず高品質で安定した通信が可能です。以下に温度に対する送信パワーと受信感度の特性例を示します。

広域エリアネットワークの構築に最適なマルチバンド無線通信LSI「ML7436N」の送信パワー vs 温度、受信感度 vs 温度の特性を示すグラフ

③大容量メモリ搭載
無線通信LSIとしては業界最大級となる1024KBのメモリを搭載したことにより、マルチホップ通信(中継機能)や、ワイヤレスでのファームウェア更新などFOTAに対応するための大規模プログラムや大量データを実装可能です。システムの広域メッシュネットワーク化が容易で、メンテナンスも容易になります。日本国内においては、法改正により、2020年4月からはIoT機器にアップデート機能を実装することが義務化され、遠隔でのファームウェア更新が必須になっています。

④秘匿性の高い通信を実現
一般にFANやIoT機器の通信は暗号化されており、ソフトウェアによる暗号処理はCPUにとって非常に負荷が重い処理になります。ML7436Nは、AES等各種の暗号化に対応したハードウェアエンジンとパケット処理に最適なDMAコントローラを搭載したことにより、CPU負荷を従来品の1/2000と大幅に軽減しています。

広域エリアネットワークの構築に最適なマルチバンド無線通信LSI「ML7436N」の秘匿性に関わるハードウェアエンジンとその他搭載機能

さらに、ハッシュ関数(SHA-224/SHA-256)やランダム性の高い真性乱数(TRNG:True Random Number Generator)の搭載により、システムの低消費電力化を図りつつ、セキュアで信頼性の高い通信が可能です。

関連情報およびサポート
技術資料として、データシートデザインガイド評価キットスタートガイド(各PDF)がダウンロード提供されています。ML7436N評価ボード、評価ツール、サポートソフトウェアについては、問い合わせベースで提供可能です。また、電波認証試験に必要なテストモードに対応したリファレンスソフトの提供など、機器開発のためのサポート体制が用意されています。

製品仕様

以下にML7436Nの仕様概略を示します。詳細は、ML7436Nの製品ページで確認できます。

項目 仕様
マイコン CPUコア Arm®Cortex®-M3
内蔵メモリ Flash : 1024KB (512KB×2)、RAM : 256KB
インタフェース GPIO×17 (Max)、UART×3、SPI (マスタ / スレーブ)×2、I2C (マスタ / スレーブ)×2
タイマ 32bit×4、WDT、RTC、16bitフレキシブルタイマ (PWM/オートリロードタイマ他)
アナログ ADC : 10bit×3
セキュリティ、
乱数
AES : (128 / 192 / 256)、ECB / CBC / CFB / OFB / CTR / CCM / GCM / GMAC、HASH (SHA-224 / SHA-256)、真性乱数 (TRNG)
その他 DMA×8、内蔵ブートプログラム、デバッグインタフェース (SWD)
RF 規格 ARIB STD-T66 / T67 / T108、ETSI EN 300 220、FCC PART15
周波数 400MHz to 960MHz、2.4GHz
変調方式 4GFSK / 4GMSK、GFSK / GMSK、4FSK / FSK / MSK
転送速度 1.2kbps to 300kbps (受信のみ to 1Mbps)
受信感度 -107dBm@920MHz / 100kbps、-95dBm@2.4GHz / 100kbps
出力パワー 20mW / 10mW / 1mW
動作周波数 32.768kHz to 81MHz
動作温度 -40℃~+85℃
電源電圧 2.6V~3.6V
パッケージ TQFP48 (9mm×9mm)

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