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ロームは、2019年10月15日~18日に開催されたCEATEC2019に出展しました。今年のテーマは「MOVE FORWARD!WITH OUR SEMICONDUCTORS:Smart Society 5.0時代を支えるロームの半導体技術」で、CEATEC 2019のテーマ、「つながる社会、共創する未来:Smart Society 5.0の実現」に呼応するものです。

ブースには、「SiCパワーソリューション」、「オートモーティブソリューション」、「アナログ・モータ」、「センサ・無線」の4つの展示コーナーに加え、恒例のモノづくりコンテンスト「ROHM OPEN HACK CHALLENGE」に関する展示、ロームエンジニアによる「RHOM’s Live」プレゼンテーションステージが設けられました。

50を超えるパネルとデモ機の展示と、4日間で述べ39回のプレゼンテーションが実施されました。Smart Society 5.0に貢献する半導体製品、それらを用いたアプリケーションやソリューションなどを紹介させていただき、多くのご来場者にお立ち寄りいただきました。

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測距センサや3Dセンサに最適な赤外高出力VCSEL

VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser Diode)は、距離測定センサ(1D TOF)や3Dセンサ(顔認識、3Dスキャナなど)の光源として利用が広がっています。展示では、用途に応じて各200mW~2Wまでラインアップを持つ、波長850nmのRLD85SAYシリーズと940nmのRLD94SAQシリーズが紹介されました。

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また、アプリケーションの一例として、ドローンが測距して上下するデモが行われました。

デモ紹介①スマートキーに3軸デジタル加速度センサを搭載

自動車のスマートキーに3軸デジタル加速度センサを搭載することで、2つのメリットが得られることが提案され、デモが行われました。

1つ目のメリットは、加速度センサによりスマートキーが保管されているか、持ち歩いているかを知ることができます。保管状態であればスマートキーをスタンバイ状態にして、バッテリを長持ちさせることが可能です。

もう1つは、保管時にスタンバイ状態にしてスマートキーからの電波の送信も切ることにより、昨今問題となっているリレーアタックによる盗難の対策が可能です。

デモ紹介②スマート物流:Wi-SUNモジュール+ワイヤレス給電

棚とコンテナの管理システムのデモです。コンテナの有無、位置、環境条件を把握する例です。

棚にはロームグループのラピスセミコンダクタが展開している、13.56MHzワイヤレス給電チップセット「ML7630 / ML7631」の送電チップML7631がセットされ、コンテナの底には受電チップML7630とロームのSMDタイプWi-SUN無線モジュールBP35C0-J11、そして温度、湿度、気圧、加速度センサがセットされています。

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このシステムは、コンテナのセンサ情報をWi-SUN無線通信を利用して送信し、受信データをモニタするイメージのものですが、コンテナは棚から離れ移動するのでWi-SUNモジュールの電源供給が懸案になります。二次電池による駆動が理想的ですが、充電をどうするかという課題が残ります。そこで、ワイヤレス給電により、コンテナが棚にある間にワイヤレス給電を利用した充電を行うというアイデアを実現したデモが行われました。

棚とコンテナの両方にある黄土色の板状のものは、ワイヤレス給電用のフレキシブルアンテナです。13.56MHzワイヤ送電受電Wi-SUNモジュールレス給電のアンテナが小さくて済む特長が活きています。また、Wi-SUN通信は長距離通信が可能なので物流倉庫でコンテナが比較的広い範囲を移動しても情報を送信可能です。以下は、管理ソフトウェアの状態表示画面です。

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