2022.06.14
・熱解析機能を搭載したDC/DCコンバータ BD9G500EFJ-LAのSolution Circuitを利用して熱シミュレーションを行う。
・シミュレーション回路には、電気回路と熱シミュレーション回路が含まれる。
・温度の算出は、電気シミュレーション回路で算出した損失を熱シミュレーションモデルに入力し算出する。
ここからは、具体的にROHM Solution Simulatorと熱解析機能を搭載したDC/DCコンバータ BD9G500EFJ-LAのSolution Circuitを使って、使用方法を説明して行きます。実際にROHM Solution Simulatorを起動して操作しながら読んでいただければと思います。
まず、以下の確認をお願いします。
上記のDC/DCコンバータ BD9G500EFJ-LAのSolution Circuitを起動させると、図1のような回路が開きます。緑色の線に囲まれている部分は熱シミュレーション回路、それ以外は電気シミュレーション回路を表しています。
図1. DC/DCコンバータ BD9G500EFJ-LAのシミュレーション回路
この電気回路は、BD9G500EFJ-LAを使用した最大5A出力の1ch降圧DC/DCコンバータのアプリケーション回路です。
熱シミュレーション回路は、電気シミュレーションで算出したBD9G500EFJ-LA(以下IC)の損失およびショットキーバリアダイオード(以下SBD)RB088BM100TLの損失を熱シミュレーションモデルへ入力し、ICとSBDの温度を算出します。
ローム主催セミナーの講義資料やDCDCコンバータのセレクションガイドなど、ダウンロード資料をご用意いたしました。
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