この記事のキーポイント
・ROHM Solution Simulatorのシミュレーションの実行は、Solution Circuitを起動した後、回路図ツールバーのRunボタン ▶ をクリックすると開始する。
・Simulation Settingsアイコンをクリックするとシミュレーションの設定が可能。
・シミュレーションの結果は、波形ビューワツールを使って各ノードの信号波形を表示できる。
ROHM Solution Simulatorのシミュレーションの実行方法について説明します。この記事に直接入られた方は、「シミュレーション回路の起動」を参考に、例題のシミュレーション回路を起動させてください。以下のリンクからも直接起動できます。 https://www.rohm.co.jp/solution-simulator/buck_converter_vo250v_io20a なお、操作方法などの確認を急ぐ場合は、「ハンズオンユーザーズマニュアル(PDF)」をご利用ください。
ROHM Solution Simulatorシミュレーションの実行
シミュレーション回路が起動すると、図1のようなシミュレーション画面が表示されます。シミュレーションの実行は、回路図ツールバーのRunボタン ▶ をクリックします。
図1. ROHM Solution Simulatorのシミュレーションの実行
シミュレーションが始まると、Runボタン ▶ が図2のように赤い四角 ■ に変わります。また、小ウィンドウが開き、実行しているシミュレーションの種類(図2ではTime-Domain)とシミュレーションを実行する時間(図2では2ms)、そして実行状況が表示されます。シミュレーション時間(2ms)はシミュレーションにかかる時間ではなく、設定した時間です。例えば、電源投入から2msに至るまでの回路動作のシミュレーションする、という意味合いです。
図2. シミュレーション実行時の回路図ツールバーの表示状態
シミュレーションの進捗が100%になると、回路図表示領域にある波形が更新されます。シミュレーションは赤い四角 ■ ボタンをクリックすると途中停止します。ただし、再開はできません。
Simulation Settingsアイコンをクリックするシミュレーションの設定ができます(図3)。シミュレーション設定は選択したシミュレーション回路に合わせて事前に設定されています。また、Simulation Typeについては変更できません。
図3. Simulation Settingsによるシミュレーションの設定
シミュレーションの結果は、波形ビューワツールを使って各ノードの信号波形を表示できます。表示方法は次項で説明します。
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