2018.05.15
・出力整流ダイオードには、ファストリカバリダイオードやショットキーバリアダイオードを使用する。
・電圧は70%、電流は50%程度となる仕様のものを選択する。
今回は二次側(出力)のスイッチング電圧をDCに整流するダイオードの定数計算です。
まず、出力ダイオードに印加される逆電圧を計算します。
Vf=1.5V、Vout(max)=24.0V+5%=25.2Vとすると、
になります。
これに対しマージンを30%として、139.2V/0.7=198V → 200V耐圧品を選定します。
また、ダイオードの損失は概算値で、
になります。
対応するダイオードとして、ローム製のファストリカバリダイオードRFN10T2D(カソードコモンデュアルタイプ、200V/10A、TO-220FNパッケージ)を選択します。
基本的に、電圧は70%以下、電流は50%以下で使用することが望ましいと考えます。また、製品に組み込んだ状態で実際の温度上昇を確認し、必要に応じてヒートシンクの追加や部品の再検討を行います。
AC/DCコンバータを理解し設計に進むための基礎内容がわかる資料をご用意いたしました。
AC/DC変換の基本から高電圧DC/DC変換の方式、そして設計手順概要や検討事項など、設計への導入が示されています。
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