2021.11.16
・シーケンス②では、3系統の電源を順に投入し、同順で遮断するシーケンスを達成する。
・シーケンス動作の理解のために、3系統の各電源投入時の動作を別個に図示した。
前回は、実現する電源シーケンス仕様②と制御ブロックによる構成を確認しました。今回は、電源投入時のシーケンス動作を確認します。
仕様②は前回説明したように、1.2V、1.5V、3.3Vの3系統の出力がこの順に投入され、同じ順で遮断されるというシーケンスです。この電源投入時のシーケンス動作を、順を追って説明します(遮断については次回を予定)。この説明では、1.2Vが投入される動作を第一段階、1.5V投入動作を第二段階、3.3V投入動作を第三段階、3系統すべてが投入された状態を電源動作時と呼びます。図では、その段階の説明に該当する部分を赤色で示してあります。
初期状態はEnable端子が”L”レベルで、3つのDCDC出力はゼロとします。
以上が、電源シーケンス仕様②の電源投入時のシーケンス動作になります。次回は、遮断時のシーケンス動作の説明を予定しています。
リニアレギュレータの基礎として、動作原理、分類、回路構成による特徴、長所・短所を理解するためのハンドブックです。加えて、リニアレギュレータの代表的な仕様(規格値)と、効率と熱計算に関しても解説しています。
リニアレギュレータの基礎として、動作原理、分類、回路構成による特徴、長所・短所を理解するためのハンドブックです。加えて、リニアレギュレータの代表的な仕様(規格値)と、効率と熱計算に関しても解説しています。