2021.06.15
・シーケンス①では、3系統の電源を順に投入し、逆順で遮断するシーケンスを達成する。
・シーケンス動作の理解のために、3系統の各電源投入時の動作を別個に図示した。
前回、「電源シーケンス仕様①」の制御回路を示しました。今回はまず、電源投入時のシーケンス動作について説明します。
仕様①はすでに説明したように、1.2V、3.3V、1.5Vの3系統の出力が順に投入されるというシーケンスです。そのシーケンス動作を、順を追って説明します。説明では、1.2Vが投入される動作を第一段階、3.3V投入動作を第二段階、1.5V投入動作を第三段階、3系統すべてが投入された状態を電源動作時と言い表しています。各段階の図では、説明に該当する部分を赤色で示してあります。
初期状態はEnable端子が“L”レベルで、3つのDCDC出力はゼロとします。
次回は、遮断時のシーケンス動作の説明を予定しています。
リニアレギュレータの基礎として、動作原理、分類、回路構成による特徴、長所・短所を理解するためのハンドブックです。加えて、リニアレギュレータの代表的な仕様(規格値)と、効率と熱計算に関しても解説しています。
リニアレギュレータの基礎として、動作原理、分類、回路構成による特徴、長所・短所を理解するためのハンドブックです。加えて、リニアレギュレータの代表的な仕様(規格値)と、効率と熱計算に関しても解説しています。