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エンジニアコラム

第11回 Webサイト(2)
アプリケーションノートとデザインモデル

Webサイトには日々の仕事に使える資料がたくさんある

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こんにちは! ロームの稲垣です。

さて、第11回は、Webサイトの2回目です。弊社のWebサイトから得られる情報を体系化すると、概ね下記の様になるでしょう。

  • ・Webサイトから、時事を知る
  • ・Webサイト上で、学ぶ
  • ・Webサイトから、製品情報を得る
  • ・Webサイトから、計算モデルを得る
  • ・Webサイト上で、計算する
  • ・Webサイトから、製品を購入する
  • ・Webサイトから、問合せする

情報収集だけでなく、学ぶ、計算する、問合せすると、能動的に利用する事ができる様になっています。

それでは、トップページの「技術サポート」タブにある「設計する」の「アプリケーションノートとデザインモデル」を覗いてみましょう。

ここは、上記の「製品情報を得る」と「計算モデルを得る」に該当します。具体的には次の様な構成となっています。Document Type (文書形式)として、1. Technical Document (技術文書)、2. Design Model (設計モデル)、3. 3D Data (立体データ)、4. Symbol / Footprint (シンボル/フットプリント)、5. Simulation (回路シミュレーション)の5カテゴリに分類され、カテゴリごとに該当のドキュメントが用意されています。インデックスのドキュメント名をクリックすると、該当するドキュメントの一覧が表に現れます。また、検索機能を備えているので、特定の製品名やキーワードで該当するドキュメントを見つけることもできます。

この中で、皆さんが日頃利用しそうなものは、2つ目のDesign Model (設計モデル)のSPICE* Model や IBIS Modelではないでしょうか。

SPICEモデルは、LSIの実物を測定しなくても、コンピュータ上で回路解析(シミュレーション)する事で同等の電気的特性を得る為の、数値ファイル(テキスト形式)です。SPICEシミュレーションの全体の動作としては、SPICEシミュレータ(代表的にはPspice®やLTspice®等の商用製品)で行える回路解析は、直流(DC)解析、交流(AC)解析、過渡(TRAN)解析に大きく分類できます。SPICEシミュレータでは、トランジスタやダイオードの物理特性(電気的特性)を数式近似しており、その数式は内部に組み込まれています(ユーザは変更できない)。更にその数式の係数だけをまとめたものが「SPICEモデル」と呼ばれ、係数の数値を変える事で様々なトランジスタやダイオードを表現できるようになっています(ユーザは変更できる)。

SPICEシミュレータに組み込まれている数式や書式は、商用製品によって微妙に異なっているので、それに対応するSPICEモデルも製品毎に異なります。SPICEモデルにも「方言」があるのです。例えばPspice®用SPICEモデルやLTspice®用SPICEモデル等がそれに該当します。ちなみにSPICEシミュレータやSPICEモデルは、1973年に米国カリフォルニア大学バークレー校の学生によって開発され、今の商用製品の起源となっています。 *SPICE (Simulation Program with Integrated Circuit Emphasis)

また「Spice Community」と言うWebサイトにも、弊社のLSI(集積回路)やトランジスタ・ダイオード等(個別半導体)のSPICEモデルが5,000種以上掲載され、簡単にダウンロードできる様になっています。こちらのURLから確認できます。http://www.pspice.com/models/rohm

御一読頂きまして、どうもありがとうございます。

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