BD18336NUF-Mは、自動車のDRL(Daytime Running Lamps:昼間点灯用ランプ)やポジションランプ、リアランプなど、特に近年採用が増えているソケット型LEDランプに向けて開発されたLEDドライバです。リニア方式の降圧型定電流駆動で、基本的に自動車の12Vバッテリを入力として、LEDを直列3灯までドライブできます。最初に特長をまとめて示します。
- ・車載12Vバッテリ入力用高耐圧仕様:最大定格42V、動作電圧20V最大。
- ・小型高出力電流:3mm角パッケージで400mA(DC)、600mA(50% PWM)。
- ・実装面積を従来品比で約30%削減し、超小型ソケット型LEDの10mm角基板への実装が可能。
- ・バッテリ電圧低下時に直列3個のLEDの1つをバイパスして点灯を維持するバイパス機能が1チップで可能。
- ・外付けサーミスタを利用した発熱抑制出力電流ディレーティング機能により高輝度白色LEDにも対応。
- ・LEDオープン検出や出力地絡保護など保護機能が充実。
1チップで車載バッテリ電圧低下時の安全点灯を確保
BD18336NUF-Mは減電時電流バイパス機能を搭載したことで、1チップで車載バッテリ電圧低下時の安全点灯を可能にしました。これは、業界初となります。(2020年3月31日現在 ローム調べ)
従来品比約30%の実装面積削減で、超小型のソケット型LEDランプを実現可能に
BD18336NUF-Mは減電時電流バイパス機能を1チップで実現するので、コンパレータやトランジスタなどを必要とする従来品による回路から外付け部品を7個削減でき、外付け回路も含めた実装面積を約30%削減可能です。これにより、10mm角のLEDモジュール基板にも実装できるため、近年求められている超小型のソケット型LEDランプを実現可能です。
高輝度白色LED含む、様々なLEDランプ色に対応可能
BD18336NUF-Mの機能ブロック図とアプリケーション回路例
以下は、機能ブロック図と基本的なアプリケーション回路例、そして主な仕様です。詳細はデータシートを参照願います。
<主な特長と機能>
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