2020.02.25
産業分野における予知保全のためのマシンヘルスモニタリングが注目を集めており、機器の状態検知のためのセンサが1つのキーアイテムになっています。
ロームグループのKionixは、産業機器のモータ振動解析などのマシンヘルスモニタリングに最適な、業界初*のフィルタ機能搭載3軸加速度センサ「KX132-1211」および「KX134-1211」の2機種を開発しました。
*2019年10月9日現在 ローム調べ
3軸加速度センサKX132-1211およびKX134-1211のキーポイント
マイコンの負荷を軽減するAdvanced Data Path(ADP)
ADPは、Kionix独自の新機能です。カスタマイズ可能な複数の周波数フィルタを内蔵し、ノイズ除去を行った信号をマイコンに送ります。従来マイコン側で行っていたセンサ信号のFFT解析などの周波数解析やノイズフィルタリングの役割を加速度センサが担うことで、マイコンの負荷を軽減し、アプリケーション全体の消費電力を削減可能です。
それぞれオン・オフ切り替えできるローパスフィルタやハイパスフィルタを内蔵しており、組み合わせによってバンドパスフィルタを構成するなど柔軟な構成が可能になっています。
産業機器のマシンヘルスモニタリング用途に適した仕様
KX132-1211は、最大周波数帯域が4,200Hz、加速度(g)範囲が±2g~±16gです。上位機種のKX134-1211は、最大周波数帯域8,500Hz、加速度(g)範囲±8g~±64gまで検知可能です。また、従来品の動作温度は85℃でしたが、産業用途を想定し105℃に拡張されています。以下に、主な仕様を示します。
自己消費電力を半減、アプリケーション全体の消費電力を削減するWake Up/Back to Sleep機能
<アプリケーション例>
ローム主催セミナーの講義資料やDCDCコンバータのセレクションガイドなど、ダウンロード資料をご用意いたしました。
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