2022.04.20
「スイッチング電源の入力フィルタ」では、スイッチング電源の入力用デファレンシャルモードフィルタには、コンデンサ、インダクタ、フェライトビーズや抵抗を用いることを説明しました。ここからは、その中からノイズ対策の基本とも言える、コンデンサとインダクタを使ったノイズ対策について説明して行きます。ここでは単純な4素子モデルを使用します。さらに高周波の共振を表現する場合には、それ以上の素子モデルを使用することがあります。
最初はコンデンサを使ったノイズ対策からです。以下の項目に沿って説明して行きます。
EMC(電磁両立性)の基礎とスイッチング電源のノイズ対策に関するハンドブックです。ノイズの基礎の理解を基に、スイッチング電源におけるコンデンサとインダクタを使ったノイズ対策を解説しています。