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FAQ

EnOcean

規格

技術基準適合証明(技適)を取得しているか?
該当品に関しては技適取得済みです。詳細は各モジュールのユーザーマニュアルを参照願います。

仕様

通信エラーを回避するための送信回数が3回では信頼性が低い。回数を増やすことは可能か?
送受信モジュール(TCM 410J)、センサモジュール(STM 4xx)では、プログラムを変更して同じ信号を複数回送信するなどすれば送信回数を増やすことができますが、1度の送信で3回の送信回数を増やすことはできません。スイッチモジュール(PTM 210J / 430J)は、ファームウェア変更ができないため回数を変更することはできません。

注)PTM 210J と PTM 430J は現在廃番となっており、それぞれ後継品の PTM 215Jと PTM 535J に置き換わっています。なお、PTM 535J(旧 PTM 430J)はファームウェア書き換えも回数変更も可能です。PTM215J(旧 PTM 210J)はできません。
PTM 210Jなど、ケーシングされている送信モジュールのIDは後から設定可能か?
EnOcean製品はすべて工場出荷時にユニークIDが割り振られて出荷されますので、設定はできません。

注)PTM 210J は現在廃番となっており、後継品の PTM 215Jに置き換わっています。なお、PTM 210J 同様にIDの設定はできません。
スイッチ用発電モジュール ECO 200は、何回(繰り返し)を保証しているか?
100万回@25℃(標準値)となっています。発電素子に関する詳細はECO 200のデータシートを参照願います。
Smart Ackとは?
EnOcean通信における、双方向通信のことです。Ack機能を搭載することで、通信の到達確認が可能です。
送信スピード(Data Rate)は
125kbpsです。
1つのレシーバで認識できるID数(ノード数)は?
EnOceanとしては認識できるノード数を制限していないですが、同時送信を回避するタイミングの設定が必要ですので、実質は100ノード以下で運用されているケースが多いです。

ソフトウェア

プロトコルのソース開示は、どこまでされているか?
サンプルアプリケーションはソース開示しています。通信ミドルウェア(ERPなど)や、デバイスドライバなどのライブラリソフトウェアは、バイナリでの提供となります。
ソフトウェアのアップデートはどのようにするのか?
EnOceanのサポートページでユーザ登録すると、ソフトウェアアップデート情報がメールにて配信されます。手順に従いソフトウェアをアップデート下さい。

動作

送信および受信のエラーに関してどのような対策が取られているか?
同一データを3回送信することで通信エラーを回避しています。また、無線信号に対してCRCによるエラー検出機能はありますが、対策機能は持っていません。
Smart ACK機能(オプション)対応ではエラー訂正機能がありますが、当機能は電磁誘導で発電する方式のスイッチおよびセンサでは使用することができません。
通信エラーに対する対処は?
エラーが発生し得ることを前提とした、フェイルセーフなアプリケーション設計が必要です。例えばアクチュエータが電動ブラインドや電動シャッターの場合は、別系統の緊急停止スイッチや人感センサを設けて異常時に停止を行う仕組みにするなどの考慮が必要です。
通信距離はどれくらい確保できるか?
928.35MHzで見通し150m 程度です(ローム実験結果)。部屋の構造、遮蔽物などによって通信距離は変化しますので、実環境での測定を行って下さい。
通信距離を長くするには、どのようにすれば良いか?
リピータ機能を搭載しているので、中継ポイントの設計が可能です。詳細はアプリケーションノートを参照願います。
1つの送信機に対し受信機が2つあったら、同じIDとして認識されるのか?
2つの受信器で同一IDとして認識されます。ID別によるアクチュエーション動作設定は受信側で設定可能ですので、同一アクチュエーションはもとより、個別アクチュエーションの設定も可能です。
複数のスイッチを同時に押しした場合の通信はどうなるのか?
複数のスイッチで同時にスイッチングが発生した場合テレグラムの衝突が発生しますが、各スイッチは固有のインターバルにより最大で3個のサブテレグラムを送信する仕様になっており、2個目または3個目のサブテレグラムで通信を成立させる仕組みとなっています。しかし、インターバル時間は各スイッチのIDから生成されるので、スイッチの組み合わせによってはテレグラムが全て衝突することも考えられます。複数スイッチが同時に押される様な用途においては、システム設置時に検証が必要です。
携帯電話や他の無線に対して、電波干渉は発生しないか?
日本向けJシリーズEnOceanモジュールでは、928.35MHzが使用されています。従って、その周波数帯を使用する他の無線方式とは、干渉が起こる可能性が考えられますので、設置時に考慮が必要です。Wi-FiやBluetoothなどの別周波数帯を使用した無線方式とは干渉がありません。
双方向でデータのやり取りは可能?
電磁誘導で発電するタイプのスイッチとは、双方向でやり取りすることはできません。ソーラー発電方式のセンサや温度差発電方式のセンサとは、双方向通信により信号到達確認を行う「Smart Ack」というプロトコルがオプションで用意されています。