IoT技術情報サイト
2017.05.16 EnOcean
今回は、前回の温度センサモジュールSTM 431Jの機能拡張用センサモジュールです。
湿度センサモジュール:HSM 100
湿度センサモジュール:HSM 100は、前回取り上げた温度センサモジュール:STM 431Jの機能拡張用基板です。温度センサモジュール:STM 431JのEEPを変更して接続することで、STM 431Jを、温湿度情報を無線送信する温湿度センサモジュールに機能拡張できます。EEPとはEnOcean Equipment Profileの略で、EnOceanアライアンスで策定されたアプリケーション毎の機器プロファイルです。後に予定しているプラットフォーム関連の章で、あらためて説明します。STM 431JのEEPの変更は、EnOceanより提供されている専用ソフトウェアとプログラミングボード(EOP 350)を使用します。
湿度センサモジュール:HSM 100の主な仕様
‧測定範囲:0%~100%RH(相対湿度)
‧分解能:0.4%RH
‧精度:±5%RH typ.(30%~70%RH、0℃~+40°C)
‧電源:STM 431Jから給電
‧寸法:18×13 mm
‧動作温度範囲:-20℃~+60℃
HSM 100は、デジタル出力方式の湿度センサと、STM 431Jのプログラミングコネクタに接続可能なソケットで構成されており、STM 431Jに接続するだけで使用できるプラグイン・モジュールになっています。
主な用途は、室内環境モニタリング用の湿度センサです。主にビルや工場などで用いられるSTM 431Jと組み合わせて温湿度センサとして応用されています。
設計のサポートとして、HSM 100の寸法、実装例、筐体の設計例などの資料と三次元CADデータ(.igsフォーマット)が、EnOcean GmbHのホームページから参考データとして提供されています。
HSM 100に関する情報の入手先(リンク先から資料をダウンロードできます)
>HSM 100 データシート
・EnOcean GmbHホームページ
・HSM 100 は、温度センサモジュール:STM 431J の機能拡張用基板。
・STM 431J の EEP を変更して接続することで、温湿度センサモジュールに機能拡張できる。