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2020.09.15 EnOcean

スマート照明システム

開発・導入事例

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今回は、電池レス無線通信EnOceanを活用したスマート照明システムのソリューションの紹介です。住宅におけるスマート照明システムを、EnOcean無線通信を含めた複数の無線を利用して構築する例です。

スマート照明システムソリューション例

このスマート照明システムは、住宅の照明制御にスマートフォンやタブレットPCに加えてEnOceanワイヤレススイッチを活用することで、それぞれの部屋や空間に照明演出を行うためのソリューションです。従来、空間シーンの照明演出には複雑な配線が必要となり、新築時以外の導入は難しいとされていました。このソリューションは配線および電源が不要であるEnOcean技術を採用することで、リフォーム時、場合によっては後付けでも手軽に導入できるシステムを念頭においています。

住宅のスマート照明システムのソリューション例

このシステムの基本的な構成は、端末からホームゲートウェイを通じてHEMSノード、この場合は照明機器を設定、制御するもので、各通信は基本的に無線通信を利用します(イメージ画像参照)。設定、制御に無線通信を利用することで、通信用の配線を不要にしています。無線は、Wi-Fi(無線LAN)、920MHz帯特定小電力無線、EnOcean無線通信の3つの無線通信方式を利用します。

スマートフォンやタブレットPCは、Wi-Fi(無線LAN)経由で持ち運び可能なコントローラおよび設定用として使用します。同様にPCもコントローラ、設定用として使用可能です。

EnOceanリモコンは、バッテリレスEnOcean無線通信を使用してシーン設定に利用します。リモコンと称していますが、画像では壁や柱への貼り付けをイメージしてスイッチ形状タイプが示されています。これは、EnOceanスイッチモジュールPTM 210Jと平型ロッカースイッチの組み合わせたもので、PTM 210J自体は持ち運びできるリモコンとしても構成できます。PTM 210Jは内蔵の電磁誘導型発電素子が発生する電力を使って無線信号を送信します。したがって、配線はもちろんバッテリも不要でどこにでも設置できるのが大きなメリットです。4箇所のボタンの押し下げにより最大16通りのデータを送信できます。これにより空間のシーン演出を行えます。

ホームゲートウェイと照明機器(HEMSノード機器)の通信には、920MHz帯の特定小電力無線を使用します。920MHz帯特定小電力無線は無線通信距離が長く、家屋全体をカバーするのに適しています。

実際には家屋の部屋や演出内容など個々の要望に応じたシステム構築が必要ですが、上記提案のソリューションによって以下が可能になります。

  • ・無線照明を自由にグループ化し、複数の照明を同時にコントロール。
  • ・スマートフォンなどから、個々の機器はもちろん、部屋ごと、各階でのグループ機器を一括で操作。
  • ・Dolphin V4 Programmer ※使用しない方法もあり・多数のシーンの設定が可能で、部屋ごとにお好みの空間を演出。
  • ・これらを無線通信で行うため、制御用の配線が不要で導入工事が簡単(照明のAC電源配線は必要)。

キーポイント:

・住宅のスマート照明制御にEnOceanワイヤレススイッチを活用することで、それぞれの部屋や空間に照明演出を行うためのソリューション案。

・Wi-Fi(無線LAN)、EnOcean無線通信、920MHz帯 特定小電力無線の各特徴や利便性を考慮したソリューション例。

・ワイヤレス化により、導入工事が簡単。

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