A/Dコンバータ|基礎編

ADC 基本形1(フラッシュ型)

動作

あらかじめ2N-1個に分圧された基準電圧とアナログ信号を比較器(コンパレータ)で同時に比較を行い、比較結果をエンコーダでデジタル信号に変換します。

特徴

アナログ信号を一度にデジタル信号に変換するため、アナログ信号を標本化する回路(S&H回路)が不要です。
A/Dコンバータ基本形の中で最も高速に変換可能です。(サンプリング周波数が1GHz以上でも可能です。)
Nビットの分解能では2N-1個の比較器(コンパレータ)が必要となり、回路規模や消費電力が大きくなってしまうため、分解能は8ビット程度が限界です。

A/Dコンバータの基本形1 (フラッシュ型)イメージ

【資料ダウンロード】 マイコンの周辺回路 〜逐次比較型A/Dコンバータ編〜

多くのマイコンに内蔵されている逐次比較型A/Dコンバータを活用 することで、 さまざまなセンサからのアナログ信号をデジタル情報に 変換できます。 基準電圧 (VREF) の設定やセンサの接続方法など をわかりやすく解説しています。