シミュレーション|
SPICEサブサーキットモデル:MOSFETの例 その2
2019.03.26
この記事のポイント
・SPICEモデルの形式には、「デバイスモデル」と「サブサーキットモデル」の2種類がある。
・サブサーキットモデルは、接続情報やデバイスモデルからなる。
・サブサーキットモデルは、理想特性的なデバイスモデルに現実的な特性をもたせたり、特定機能の回路などを構成できる。
MOSFETのSPICEサブサーキットモデル その1の続きです。
サブサーキットモデルの各デバイスモデルパラメータとの関係
図は、その1で使ったMOSFETのサブサーキットモデルの構成です。MOSFETのベースモデル、ダイオード、抵抗のパラメータ設定が、実際どの特性に影響するのかを示します。

各パラメータとシミュレーションで得た特性グラフです。赤色の文字はパラメータと影響を示しています。ここでは、各関連性をイメージできればよいかと思います。

シミュレーション
- PTCヒータの熱シミュレーション
- リニアレギュレータの熱シミュレーション
-
電子回路シミュレーションの基礎
- SPICEシミュレータとSPICEモデル
- SPICEとは
- SPICEシミュレーションの種類:DC解析、AC解析、過渡解析
- SPICEシミュレーションの種類:モンテカルロ
- SPICEシミュレーションの収束性と安定性
- SPICEモデルの種類
- SPICEデバイスモデル:ダイオードの例 その1
- SPICEデバイスモデル:ダイオードの例 その2
- SPICEサブサーキットモデル:MOSFETの例 その1
- SPICEサブサーキットモデル:MOSFETの例 その2
- SPICEサブサーキットモデル:数式を用いたモデル
- サーマルモデル(Thermal Model)とは
- サーマルダイナミックモデル(Thermal Dynamic Model)とは
- 電子回路シミュレーションの基礎 ーまとめー
-
ROHM Solution Simulatorとは
- ROHM Solution Simulatorのアクセス方法
- ROHM Solution Simulatorを使ってみる その1
- ROHM Solution Simulatorを使ってみる その2
- ROHM Solution Simulatorシミュレーション回路の起動
- ROHM Solution Simulatorツールバーの機能と基本操作
- ROHM Solution Simulatorのユーザインタフェース
- シミュレーションの実行
- シミュレーション結果の表示方法
- シミュレーション結果表示ツール : Wavebox
- シミュレーション結果表示ツール : Waveform Viewer
- シミュレーションのカスタマイズ
- PartQuest™ Explorerへの回路データのエクスポート
- 評価サンプルの購入
- PFC回路の最適化
- インバータ回路の最適化
- DC-DCコンバータの熱シミュレーションとは