Siパワーデバイス|評価編

インバータ回路におけるスイッチング素子の逆回復特性の重要性

2022.03.15

この記事のポイント

・インバータ回路は、電力変換回路の1つであり、直流(DC)から交流(AC)に変換する回路のこと。

・インバータ回路がよく使用されるのは、モータ駆動アプリケーション。

・インバータ回路の動作上、内蔵ダイオードの逆回復特性が損失に大きく影響する。

インバータ回路におけるスイッチング素子の逆回復特性の重要性 -はじめに-

インバータ回路は、電力変換方式の1つであり、直流(DC)から交流(AC)に変換する回路のことです。インバータ回路が多く使用されているのは、モータ駆動アプリケーションです。モータ駆動用途でのインバータ回路は、動作電圧や周波数を調節することでモータのトルクや回転速度を制御します。モータ駆動用インバータ回路のスイッチング素子にはMOSFETや還流用ダイオード付きのIGBTが用いられており、最近ではSiC MOSFETが採用されるケースも増えてきています。この理由としては、インバータ回路の動作上、内蔵されているダイオードの逆回復特性が損失に大きく影響することが挙げられます。

本章「インバータ回路におけるスイッチング素子の逆回復特性の重要性」では、インバータ回路の動作において、スイッチング素子に内蔵されているダイオードの逆回復特性の重要性と、ボディダイオードの逆回復特性が非常に優れたSuper Junction MOSFET(以下SJ MOSFET)であるPrestoMOS™を使用した場合の損失と効率の比較評価を行います。次回から、以下について解説して行きます。

  • ■インバータ回路の種類と通電方式について
  • ■三相変調インバータ回路の基本動作
  • ■ダブルパルス試験によるPrestoMOS™と通常のSJ MOSFETの損失比較(実測定結果)
  • ■三相変調インバータ回路によるPrestoMOS™と通常のSJ MOSFETの効率比較(シミュレーション)

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