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2021.09.28 EnOcean
58回にわたり連載してきたEnOcean無線通信ですが、今回で最後になります。EnOceanは、エネルギーハーベスティングを応用した電源(電池)不要の無線センサソリューションをいち早く実用化したことで、IoTの展開も相まってすでに広く普及しています。スマートビルディングにおける省エネ促進などのアプリケーションはもちろん、「開発・導入事例」で紹介した文化財を保護しつつライトアップ行うなど、幅広い分野において多くのメリットを提供しています。
最後にまとめとして、各章の一覧とリンクを記します。リンク先は各章の最初記事になっています。また、別途FAQを用意しましたので、合わせて利用してください。
EnOcean 基礎編
EnOcean無線通信技術
EnOcean電池不要の無線モジュール
DOLPHIN V4プラットフォーム
DOLPHIN V4 開発ツールと開発フロー
開発・導入事例
電波伝播に影響する要因と回避策
EnOcean機器設置の実際
EnOcean無線周波数への対応
EnOceanエネルギーバジェット計算
EnOceanのセンサモジュールなどハードウェアは、基本的に完成品です。ソフトウェアの開発は必要ですが、電源が必要ないため設置やメンテナンスが非常に簡単で、開発から稼働までが短い時間で済みます。IoTのみならず、センサソリューションの必要性は高まる一方です。EnOceanの性能と利便性を理解することで、多くのアプリケーション、そして新しいアプリケーションに役立てることが可能です。