IGBTパワーデバイス|基礎編

IGBT IPM(Intelligent Power Module)とは

2021.12.07

この記事のポイント

・IPMはIntelligent Power Moduleの略称で、IGBTやMOSFETなどの素子単体(ディスクリート)と、駆動回路や保護回路などが統合されたモジュールの総称。

IGBT IPM(Intelligent Power Module)とは

IPMは、IGBTやMOSFETなどの素子単体(ディスクリート)と、駆動回路や保護回路などが統合されたモジュールの総称です。搭載されたパワーデバイスに合わせて駆動条件や保護機能が最適化され、容易に使用することができることから、IntelligentなPower ModuleということでIPMと呼ばれています。

パワーデバイスの主な形態としては、素子単体(ディスクリート)、パワーモジュール、そしてIPMがあります。パワーモジュールとIPMの違いは、パワーモジュールは複数のディスクリートを1つのパッケージに組み込んだもので、駆動回路や保護回路を別途必要とします。

パワーデバイスの形態には素子単体(ディスクリート)、パワーモジュール、IPMの3つがある。

最も一般的なIPMの例として、6個のIGBTと3相のゲートドライバーを組み合わせたインバータ構成のIGBT IPMのブロック図と、パッケージの一例を示します。この例では、ハイサイドのNチャネル型IGBTを駆動するためのブートストラップ用ダイオード、回生用ファストリカバリダイオードも内蔵されています。

最も一般的なIGBT IPMのブロック図の例。/IGBT IPMのパッケージの例。

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IGBTは代表的なパワーデバイスの1つで、モーター駆動を始めとした幅広いアプリケーションで利用されています。このハンドブックでは、IGBTの基礎的な理解として、IGBTの特徴を基にした適用範囲とアプリケーションのイメージ、構造と動作原理、他のパワーデバイスとの比較および使い分けについて解説します。