熱設計|

手はんだ実装に注意

2022.07.12

この記事のポイント

・評価基板への表面実装品の手はんだ実装では、熱抵抗が高くなっている可能性がある。

・熱に関する評価が必要な場合の基板への実装は、表面実装品はリフロー実装することが基本。

熱抵抗の評価などでICを評価基板に実装する際に、表面実装パッケージ品をヒートガンやホットプレートを使用して手はんだで実装するケースがあるかもしれません。手はんだの場合、特に面積のあるパッケージ裏面の露出パッドの全体にはんだが行きわたらず、はんだぬれ性不足が生じる可能性があります。パッケージ裏面の露出パッドはICチップがマウントされており、重要な放熱部分です。実装基板にはんだを介して適正に実装されないと意図した放熱が行われない、つまり熱抵抗が高くなってしまいます。

下図は、手はんだ実装とリフロー実装のはんだぬれ性示すX線画像と、熱抵抗を示す構造関数のグラフです。X線画像が示すように、手はんだ実装では裏面露出パッドのはんだぬれ性が十分ではなく、結果として熱抵抗が高くなっています。熱に関する評価が必要な場合、表面実装品はリフロー実装することが基本になります。

手はんだ実装とリフロー実装でのはんだぬれ性の例と熱抵抗の比較

【資料ダウンロード】 電⼦機器における半導体部品の熱設計

電子機器の設計では近年熱対策が注目され、熱設計が新たな課題になっています。熱は以前から重要検討事項ですが、近年は電子機器に対する要求が変化しており、従来の熱対策を見直す必要が出てきました。このハンドブックでは、基本的に電子機器で使われるICやトランジスタなどを前提にした熱設計に関して解説します。